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2011.05.09[月] 得浄明院の一初










東山・知恩院の近くにある得浄明院へ、そろそろ一初(イチハツ)が見頃ではと思い出掛けてみました。
実は昨年も訪れており、この時は全く開花しておらず、非常に残念な思いをしたのですが、今年は少しだけ時期をずらして行ってみると、本堂の前に植えられた薄紫の一初がようやく見頃を迎え始め、多くの参拝客らが清楚な姿の一初を楽しんでいました。
さて一初は、菖蒲科のなかで一番早くに花を咲かせることから「一初」と名付けられたそうですが、最近では気候の変動が著しいためか、一初に限らず、その名前の由来通りとは言えなくなったのかもしれませんね…。
得浄明院は、知恩院の塔頭地域にありながらも、長野・善光寺の京都別院として建立された尼寺で、普段は非公開ながら、毎年4月下旬~5月上旬頃には「戒壇めぐりと一初鑑賞会」と銘打って特別公開されていますが、今年は「京都春季非公開文化財特別公開」として今月13日まで公開されています。
見頃を迎えた一初のほか、境内に咲く多数のジャーマンアイリスやアヤメが初夏の訪れを感じさせ、知恩院古門から得浄明院への道すがら、松風天満宮の塀に満開のモッコウバラが咲き、甘い香りを漂わせていました。
【撮影日/2011.05.08】
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